サティヤ サイババの御言葉

サッティヤム シヴァム スンダラム四より

これが答えです

なぜ太陽は、遅れることも破裂することもなく、毎日昇っては沈むのでしょう? 万人の目を楽しませるために空を照らす星々は、なぜ夜が明けるとそのきらきらと輝く顔を隠してしまい、自分はどこにいるかを告げようとこっそりとかすかに姿を見せることさえしないのでしょう? なぜ空気は常に私たちの周りにあって、命をつなぐ呼吸をもたらしているのでしょう? なぜ小川や河は、轟音(ごうおん)を立てたり、せせらいだり、笑ったり、岩や玉石や砂のことを噂したりしながら、自分の親である海に向かってくねくねと流れていくのでしょう? 人類を形成している何十億という人間は、同一の存在の写しを保管する宝箱でありながら、どうやって互いにまるで異なった容姿、業績、志、態度を持っているのでしょう? これが答えです。私は、これらの玉石がそうなって、そのように振る舞うよう定めた者であると知りなさい。

サイババ述

翻訳:サティヤ・サイ出版協会
出典:Sathyam Shivam Sundaram IV pp117-118